馬祖が瞑想しているのを見て、師が尋ねた。
「坐禅することで何を達成しようというのか」
「仏性を達成したいと思います」
すると、師は瓦をとって、それを磨き始めた。
「瓦を磨いて、どうするのですか」
「瓦を磨いて鏡にしようと思う」
馬祖が笑って、言った。
「瓦を磨いても、鏡にはならないでしょう」
すると、師が言った。
「瓦を磨いて鏡にできないなら、どうして座ることによって仏になれるだろう」
「法は永遠に動き続け、けっしてとどまることがない。
それゆえ、おまえは、いかなる形にも執着してはならない。
また見捨ててもならない。
自らを仏の形に座らせることは、その仏を殺し、無常の真理を見失うことだ」
真理は「いま・ここ」にある。
しかし、マインドは承知しない。
執拗に何か特別な体験を追い求める。
このマインドを解放するのは、それほど簡単ではない。
この蜘蛛の巣を根っこから引き抜くために、
10回の連続シェアリングがおこなわれる。
一日時間づつ、異なったマインドの条件付けに光が当てられ、
やがて、笑いが起こる。涙が起こる。
何をそんなに深刻にやってきたのだろう。
肩の荷がひとつひとつ落ちていく。
納得し、軽くなり、楽しくなっていく。
そして、ついには「いま・ここ」にあるがままであるのが、
もっとも楽で、やすらいでいるいることが、腑に落ちる。
マジュヌのメッセージ
何のために生きているのか?
私は誰か?
あなたはサニヤシンになり、真理(真の自己)の探究に20年以上を費やしてきた…
もう十分でしょう。目覚めようよ!
それとも…
いつまでも、はっきりわからないまま、うやむやに残りの人生を送っていくのですか?
今こそ、ここで、あなたの執拗な(これだけではだめだ!)という疑いの雲を追払い、目覚め、爽やかな理解とともに、納得した毎日を生きていきましょう。
目から鱗が落ち、目覚めると、真に満ち足りた、豊かな人生が待ってますよ。私は、これまで20年以上、探究者たちの目覚めをサポートしてきました。このインテンシブで、目覚めた人たちもたくさんいるのです。
あなたも、この機会に勇気を出してジャンプしてみませんか?
サット・チット・アナンド、真理は覚醒であり、その味わいは至福であるというインドのスートラが示す通りです。
*20年も30年も探究(瞑想)してるけど、いまいち明快に覚醒してるとは言えない!? というサニヤシンにぜひ来て、目覚めてもらいたい!と思います。
アウエークニング・インテンシブで使われる主題
真理は「いま・ここ」にある
いま、この瞬間、あなたの目の前に、
いきいきとして存在している。
「いま・ここ」にあるがゆえに、
あなたがどんな成果を達成しようと、それは汚れとなる。
「あなたはすでにエンライトしている」と師は何度も言う。
だが、あなたは本気にしない。
そして、あいかわらず「深い」瞑想の状態を追い求め
「確固とした」幸せの境地を達成しようとして汚れをつくる。
毎回のシェアリングは、以下の主題でおこなわれます。
↓
(1)「私は誰か」
(2)真理の味わい
(3)ジャッジメント
(4)エゴ
(5)自己同一化
(6)受容
(7,8,9)質疑応答
(10)明け渡し
体験談
2002年頃の体験談
「悟後のティーブレイク」〜マジュヌのシェアリングを終えて
ぼくは会場の福祉プラザに少し早めに着いて、9F和室まで行った。まだ誰もきていないようなので1Fまで戻り、エレベーターを出た途端に、マジュヌやプラヤスたちと遭遇した。「ヤア!」とハグ。ぼくはつかさず、久々に会う旧友マジュヌの眼を見た。
別段、グルジェフやOSHOのように、銀河の果てまで秀鉄したわけではなさそうだ。9F和室へ入ってからの彼の立ち振る舞いも、全く普通の人。カリスマ性が出てきたわけでも、後光がさしてきたわけでも、オーラがまぶしいわけでもない。
「なーんだ、変わってないじゃん」とぼくのマインドがつぶやいた。
プーナ・コミューンのトランスレーション部で後頭部を重くしながら翻訳していたマジュヌ。
タイのコ・サメットで偶然に出会ったマジュヌ。
生真面目に瞑想にいそしんでいたマジュヌ。タントラにご執心だったマジュヌ。僕の知っているマジュヌが脳裏によみがえる。
旅館のような二間続きの和室のほどよい空間に、座布団を敷いて車座になる。プラヤスはビデオのセッティングをする(おいおい、それほどのことかよ)。マジュヌは少しだけ自分の体験を話したあと、すぐに参加者との対話へと移った。プライベートな対話をここに記すことはできないが、彼のアプローチはなかなかユニークだった。禅的なアプローチの対極。あれでもない、これでもないと、否定形でエゴや欲望を削ぎ落としていくのではなく、むしろもっとも望むものをよりクリスタライズさせてゆき、その奥の本質を示す。それを見つめ、見つめて…我が家にでんぐり帰る、とでも言えばいいのだろうか。「ムムム…」とぼくはうなりはじめた。
詳細 / 参加申込
[注]サニヤシン歴25年以上の人が対象です。
※以前インテンシブを受けたことのある人は、7回目より参加無料になります。もう一度、最初から受けたい人は割引いたしますので、ご相談ください。
■日時(10日間)
4月27日(土)13:00 スタート
5月6日(月)13:00 終了
※当日はcasa-coso森に12時30分集合です。(前日宿泊可)
■会場
Casa-Coso森(カサコソもり)
宮崎県西都市穂北5248-29
■参加費
※宿泊/食事は現地にて別途支払いが必要です。
通常 70,000円
超早割(先着5名)45,000円
早割(4/17まで)55,000円
*寝具(布団)の持ち込みができる方はなるべくご持参ください。
*寝具の持ち込みのない方は、有料レンタルになります(料金は後ほどお知らせします)
*自分の好きな座附や、ビパッサナ・チェアーなどあれば持参してください。良いサポートになります。
宿泊/食費など
(現地にて支払い)
■宿泊
casa-coso森にて(雑魚寝、相部屋のみ)
[1泊]3,500円
1,500円(寝具持参の方)
500円(車中泊、又はテント持参の方)
■食事(ベジタリアン仕様)
[3食]2,800円
朝 800円
昼 1,000円
夜 1,000円
*初日は軽いランチを済ませてからおいで下さい。
*晩御飯の用意のみ参加者全員で創作料理にプレイフルにチャレンジ!(笑)
■香りに関するご協力のお願い
化学物質過敏症の方がいらっしゃいます。瞑想の邪魔にもなるので、ワーク期間中は強い香りの柔軟剤や芳香剤を使った洗剤や消臭剤など、使用しないようにお願いいたします。
交通アクセス
■車で来られる方
西都ICより車で12分
※前日宿泊ご希望の方は、20時以降の入場となります。
(夕飯のご用意はございません)